リフォームのご要望が多い、水廻りの実例をご紹介します。
リフォームにおける設計料金について
21世紀、環境の時代になって、今あるものを見直し手直ししながら使い続けることが一般的になってきました。経済状況もともなって、リフォームして使い易く
より快適に末永く暮らすことが、これからも増えていくことと思います。
ここでは、水周りのリフォーム実例にスポットライトを当ててご紹介します。
あじさいで有名なお寺様の本堂の、古くて寒いお手洗いの改修設計です。
これまでのお手洗いは、以前の小学校のトイレのように、小便器とブースの大便器が並ぶ、床がタイルで水を流して洗うかたちのものでした。
檀家の方々が高齢になり、下駄履きに履き替えて使うことや、和式の
使いにくさを解消するために、部屋を分け、物入をつくり、個室も設けるという
盛りだくさんな改修設計になりました。設計・工事監理料金はおよそ50万円です。現況の図面との整合性をチェックし、壊す部分の図面を書き、新しいプランと詳細図、建具の図面や設備図を計10枚作成し10日間、延べで60時間かかりました。
工務店さんは以前からお寺様に出入りするお抱えの大工さんで安心して
お任せすることが出来ました。工事監理に延べ37時間日数にして17日かけましたので、設計期間と合わせ延べ97時間延べ日数合計27日間の実務期間でした。
リフォームにおいても、既存との整合性をとり、以前より使い易くなったと
言っていただけるには、それなりの時間(想定の1.2倍)がやはりどうしても
かかってしまうものですね。
某TV番組のように、劇的に変わらなくても、すこしの工夫や手入れをすれば
住み心地は見違えるようになるものです。小さいからといって、業者まかせに
せず、大切な予算をすみずみまで使うリフォーム。K設計室と始めてみませんか。住まい手のセンスも大事です。