一輪の花がゆっくりと咲くように家を建てたい。と、いつも考え続けています。
建築は大きさや使い道にかかわらず、ある土地の上に建てられるもの。
その限られた地面は、場所ごとに特有の個性を持っています。
方位や土地の高低差、風の通り道、光りの射し方、雨の降り方、人や車の流れ、
といったその場所だけの環境は、道一本隔てただけで変わってしまうもの。
灼熱の砂漠に建つ家と、極寒の北国に建つ家の姿が違うように、その土地の
ありように合わせた、住まいの姿はたったひとつです。
土地にしっかりと根付き、幹を伸ばし、枝葉を広げ、花を咲かせる住まい。
K設計室は、ひとつの家族のかけがえのない居場所を創るお手伝いをします。